業界の常識
とある業界で成功している方にとある質問をしてみた。 「この世界に素人として参入してどうしてここまで成功されたのですか?」 その答えは意外に簡単なものだった。 「業界に詳しい人は業界の枠の中から抜け出せない」 「業界の枠を超えてビジネスを考えるからこそ、他との差別化ができる」 確かにと私は思った。業界に詳しくなってしまうと、なかなかそれ以外を飛び越えてビジネスを展開するのは極めて難しい。それだけ常識という枠は脳に蔓延ってしまうのである。 私もよく、 「さまざまな業界のシステムを開発していますが、それぞれの業界に詳しいのですか?」 と質問される事がある。その際に私はいつも決まってこう答える。 「私たちはお客様と一緒に商品を開発しています。だからこそ、業界の知識はお客様にお任せしています。それ以外のノウハウやエンドユーザ目線を忘れない事で、まったく新しいシステムが生まれます。」 業界の常識を逸脱して新しい仕組みを作り上げるからこそ、業界に詳しい方との共同開発が大事なのではないかと私はいつも考えています。 |
全ての業界に通じる何かがある。 |
作用・反作用の法則
作用・反作用の法則とは? 力が相互作用によって生じるものであり、一方が受ける力と他方が受ける力は向きが反対で大きさが等しいこと表すのですが、別に物理の話をしたい訳ではありません。やはり、人間関係にもこの法則は当てはまるとつくづく思っている。 人はよく愚痴や文句を言ってしまう。生きていれば思ってしまう衝動はしょうがないのですが、一方が嫌ってしまうと、面白いぐらいに相手も嫌いだと思っている事が多い。それが人間関係における作用・反作用の法則だと思う。 だからといって、誰でも好きになるというのは難しい話である。しかし、嫌いな人でも好きになろうと努力をしていれば、いつかはお互いが好きな関係になれそうな気がする。 もちろん、これは仕事においてこう考えることが多く、なかなか相手に自分の思いが伝わらないと思っていると、相手も同じように伝わらないと思っているのが現状である。 これからは、一人でも多くの方に自分の思いが伝わるようにいい意味で向かい合っていきたいと思っております。 |
人間関係は物理ほどはっきりしないものである。 |
パックビジネス天国
周りを見渡してみると、世の中にパックビジネスが多い事に気づきます。 結婚・出産・葬儀・バレンタイン・クリスマス・・・ 改めて考えてみると、商人が1年の売り上げの見通しを考えやすい構造になっているような気がする。 資本主義社会でありながら、横一列にビジネスを展開する方法として、昔から守られてきた考え方なのかもしれません。 これから注目されるだろうパックビジネスを考えてみると、 団塊世代向け趣味ビジネス 老人介護用ビジネス 子供向け教育ビジネス どうしても松竹梅を向けられると竹を選んでしまうところは、日本人気質なのかもしれません。 これから先何がはやるかわかりませんが、日替わりランチを選んでしまう男心からすると、パックビジネスの方がすっきりしているのかもしれませんね。 |
それでもやっぱり、イベントは大好きです。 |
2033年問題
数年前に、2007年問題があったことは覚えていますでしょうか? 団塊世代の引退により、年金問題や企業が空洞化になるという問題です。 さまざまな分野において今も問題視されております。 しかし、皆さん本当に怖いのは2033年問題だと言う事に気がついていますか? そんな20年近く未来の事はわからないと聞こえてきそうですが、これは第二次ベビーブームの引退です。 今回の段階世代の引退はまだ今の40歳前後の第二次ベビーブームの人達がたくさんいるからまだ年金問題も緊急自体とまではいかないでしょう。 しかし、2033年頃の第二次ベビーブームの引退の時期になると、残されるのは少子化により数が少なくなっている今の子供たちしかいません。 この頃になると、一人の若者に対して20人ぐらいの年寄りを背負う事になり、年金問題が破綻する可能性がより高くなると推測できるからです。 目の前の問題も大事ですが、もっと先を見た問題提起も今の政治化の人たちにしっかり解決策を見出して欲しいと思っております。 |
やはり年金と少子化問題を解決してほしい。 |
統一発票
こんな言葉を聞いて、どこかの選挙の事かと思うかもしれませんが、台湾の国を挙げての宝くじの仕組みの事を示します。 どんな宝くじかと言いますと、買い物をした時のレシートに決められた番号が書かれていて、政府が一定期間ごとに当選番号を発表するという仕組み。 この仕組みのすばらしいところが三つある。 ・ 日々の生活の中から誰でも参加できる ・ レシートを捨てる人が減る ・ レシートを貯めるだけで募金代わりになる こういった取り組みは日本では難しいかもしれないが、他の国のいいアイデアというのは十二分に日本のビジネス界でも利用できる事を感じた。 |
政府で無理でもコンビニならすぐにでも実現できるはず |
言霊
誰にだって、心に刻んでいる言葉があると思う。 私は、『天命を貫く』自分を左右する言葉である。 何かに悩んだとき、何かに不安になったとき、自分には、したい夢ではなく、待っている運命があると、その運命を貫き通す事が自分への責任だと思ってる。 私は人前でよく、『夢はさぼれるけど、天命はさぼれない』という事をいう事があります。夢はさぼっても自分にしか迷惑がかからない。しかし、天命をさぼると自分を将来待っている人が困ってしまう。 そう考えると、がんばらなきゃいけないなぁと思う。 |
金メダルを取る選手、取れない選手もそういうしがらみがあるのかも |
思考プロセス
最近、気が付いた事があった。 会議をしていく中で、考えは似てるだろうに、意見がかみ合わない時ってあると思います。その理由が中々わからなかったのですが、先日話をしてる時に思考プロセスが違う事に気がついた。 簡単に言うと、人は答えを出す時に言葉を発しますが、その答えが出るまでの道のりはなかなか人には説明しません。 大きく分けて2種類に分かれます。マンション建設に準えて違いを説明します。 ①『外側を作ってから、各部屋を作っていき、中の家具をそろえる』 →全体的な方向性をアバウトに作ってから、最終的な答えにたどり着く ②『一つの部屋を作ってから、それを積み重ねて全体を作る』 →一つ一つの小さな答えを考えてから、それを積み重ねて最終的な答えにたどり着く に分かれる気がする。これなら同じ答えを考えてても、思考プロセスが違うため 『違う!違う!』ってせりふが飛び交う。 皆様も企画や会議がまとまらないときは一度、思考プロセスから話合ってみるのも大事かもしれません。 |
ミクロとマクロの考え方の違いなのかも。 |
確率・統計学
題名からしてすごい難しいような名前になってしまいましたが、ここで確率の神秘に関してお話します。 皆さんは宝くじの1等前後賞の当選確率を知っていますか? 実は500万分の1と言われております。 では、1999年に話題になった、ノストラダムスの確率は?(土星探索機カッシーニの衝突) これは100万分の1と言われてました。 何かこれを考えると、人間の考える事ってなんて幸せ者何だと思います。地球が5回なくならないと当たらない宝くじを当たると思って買い、地球は滅亡しないと思ってる訳ですから。 しかし、確率はあくまで確率、500万分の1でも1回目に来てもそれは確率なのです。 ですから、いつまでも幸せな気持ちで確率を楽しんで買いたいものですね。 |
ちなみに事故で亡くなる確率は1万分の1です。 |
60億分の1
世界には60億の人が存在しているといわれています。ざっと計算しても1秒に1人と出会ったとしても 190年 かかります。これはすごい事だと思いませんか? だって今皆さんや私が出会っている人と言うのは、この60億分の1の確率で出会っている事になります。 そう考えると、出会いは大切にしないといけませんね。 もしかしたら、もう二度と会えなくなるかもしれませんからね。 もしこの世の中に人の出会いに偶然ではなく必然だとするならば、その一つ一つの出会いには、すごい重要な意味があると思います。 これから先、何人の人と出会えるかどうか判りませんが、自分にとってはすばらしい出会いだと思います。それを考えると、数学よりも奇妙な謎だと思えてしかたありません。 |
これから出会う人とこれまでに出会った人に感謝します。 |